こんにちは、IBD患者の星谷 奈那です。
この度、治療薬をレミケードからステラーラに変えることになりました。
なぜレミケードをやめる事になったのか。
このページでは、その経緯をサックリと読むことができます。
恩恵を受けていたレミケードの効果減弱
この数年間ほどは、生物学的製剤のひとつ、「レミケード」を投与することで、何とか持病の炎症を抑えていました。
使用する前に比べ 格段に採血の数値を安定させてくれた、とてもありがたい存在です。
しかし、やはり使い続けているうちに効果が薄れてしまったのかな、と感じる事が多くなり…。
次の投与日まで効果が持たないというか、不調になる回数がまた増えてきたんですよね。
「抗薬物抗体」や「中和抗体」と言われる、いわゆる薬が効きにくくなる抗体ができてしまったのだと思います。
特に合併症に対する効きが悪くなってきた
採血の数値だけ見れば、白血球・CRPともに落ち着いてる方ではあるんです。
けれど、QOLが良いとは とてもいえない状態で…。
合併している複雑痔ろう(肛門周囲膿瘍)の不調や関節痛などの、厄介な痛みや腫れに対しての効きが鈍くなってきているなと感じています。
以前は、投与すると「おお!細胞の治りが何かはやい気がする!」という体感がありましたから…。
レミケードを増量して様子をみるも…
「薬を変えてみる」という話自体は、前々から持ち上がっていました。
……が。
それよりも まずはレミケードを増量してみようとなり、1年ほど前から50ml増の計300ml投与を開始したんです。
しかし、効果の程はというと あまり良くなった感じもせず、何なら50ml増やしてから投与中に発熱するようになっちゃって;
「アレルギー反応」ってやつだな
アレルギー反応にはステロイドの事前投与で対応
レミケードの前にステロイド薬「ソル・コーテフ100ml」を投与する事で発熱を抑える。
こので1年はそれで何とか過ごしていたんですが…。
ここ最近、なぜか関節痛がひどくなったり、残存直腸の炎症や痔ろうの悪化が頻発したりと散々な事になってまして。
これはついに薬の変え時か…となりました。
そこで次回からステラーラに変えてみることに
お次は何の薬を使っていくのかというと、「ステラーラ(ウステキヌマブ)」という生物学的製剤です。
こちらは初回のみ点滴投与で、それ以降は注射器らしい。
点滴に何時間も拘束される事がなくなるのは かなり良いですよね。
ステラーラの名前の由来
初めて聞いたときに、名前の響きかわいいな、と思ってたんですよね。
由来は英語で「星の(ような)」といった意味を持つ「stellar」という形容詞からきているようです。
たしかラテン語/イタリア語で「星」のことを「stella ステラ」って言いますものね。
「患者の希望の星となれるように」との願いが込められているそうですよ。素敵ですよね
いざレミケードを止めるとなると…
私の炎症に初めて目に見える効果をもたらしてくれたのがレミケードでした。
だから、いざ使うのを止めるとなると何だか少し寂しい気持ちになります。
もうレミケードの恩恵を受けられることはないんだなって。
薬をかえた結果やいかに…
ステラーラさんの効果は期待できるのかどうか…。
ていうか、効いてくれないと困る…!(切実)
8月2日に最後のレミケードを投与したので、ひと月あけた9月初旬にステラーラの初回投与をする事になりました。
またそれについても、書き記していけたらなと思います。