これは、私と 潰瘍性大腸炎 (以下UC) との運命的な出会い…というか、一方的に目をつけられた?時のお話
これは星谷個人のケースです(レア寄り)。UCの症状の重さや出方には個人差があり、その経過も千差万別です。
高3目前の春、潰瘍性大腸炎と出会う
いま思えば初期症状だった身体の不調
私の体に異変が起き始めたのは、「この春休みが終わったら、高校生活も3年目に突入か~」なんて呑気に思っていた春休みのこと。
いちばん最初に自覚したのが、「お腹の調子が良くないなぁ」という事でした。
潰瘍性大腸炎の代表的な症状に、下痢があります。
ただ、まだこの時点では下痢以外の症状は特になかったので、深く悩みもせず「まぁ少ししたら治るっしょ」みたいな軽いノリでいたんですよね。
これまでにも体調の変化で便秘になったり下痢になったり、なんてのはよくある事だったわけで。
下痢を侮ったらいかん…!早いうちに胃腸科・消化器内科あたりで診てもらえ…!
って、昔の私にまじで言ってやりたい。タイムマシンくれ。
治まらない下痢
しかし、呑気な予想に反して下痢は数日経っても治まりませんでした。
治まるどころか、むしろ日ごとにトイレの回数が増えているような気さえする…。
徐々に不安が頭をもたげ始めたと同時に脳裏をよぎった
「これ、もしかして病院に行かないとやべーやつ…?」
自分で脳裏によぎらせといてなんだけど、ヒエッてなったよね。
“続く”不調は身体からのサイン
身体のどこかに、何かの不調が”出続けている”っていうのは、やっぱりあまりよろしい状態ではなくて。
とりわけ腸はストレスがもろに出やすい臓器だと思うし、ストレスフルに陥りやすい現代社会では下痢や便秘などの不調がもろに出やすいところだよなぁ、と思う。
だからこそ「下痢ってだけじゃな」と様子見してしまうよね。いま私は後悔している身だから、「些細な症状に思えてもすぐ病院行こうぜ昔の私!」ってなってるけども。
クリニック行くのってすごい腰が重いしさ。
当時の私ももれなく、病院に行きたくないがために見てみぬふりしてました。
しかし、そしらぬふりしてる場合かボケエェと容赦なく別の異変も起こり始めます。
体重の減少です。
体重が急に減りだす
当時、私には「ここからはどうやっても減ってくれない!」という、体重の一種のボーダーラインみたいなものがありました。
何をどうしてもその数値を下回る事がないので、お年頃の少女()としてはちょっとした悩みの種。
それが、ある日体重計に乗ってみたらびっくり、そのボーダーの数値より減っていたのです。

最初はね、
それこそ危機感など皆無だったので、
「何かよく分からないけどやったぜ!」ってな具合に、減った事を素直に喜んでいました。
アホですね!!
ですが、案の定というかなんというか、それがぬか喜びだと知るまでにそう時間はかかりませんでした。
何日かおきに体重計に乗っていましたが、乗る度に減っている。
今までボーダーラインを下回ることすら出来なかったのに…?
体重を気にしている割に、特別何かダイエットに取り組んでいるわけでもない典型的なアレだったので、違和感もハンパじゃない。
この時の、なんかよく分からないけど何かが迫ってきてる感はまじで怖かったです。
多分、あの時には既にUCくんから熱い視線を送られていたのでしょう……。
じわじわと…しかし確実に。
増える下痢と減る体重によるまさかの二段攻撃に、不安は大きくなるばかり。
流石に病院いきたくないとか抜かしてる場合じゃないなとここで思いなおしました。(遅い)
そんなこんなで「行くと決めた以上は、もう早く原因を突き止めてスッキリしよう」と、
まずは家の近くにある内科クリニックに行くことにしたのです――。