UC体験記

人生初の入院と、禁食時の栄養補給あれこれ【UC体験記】

星谷
星谷

こんにちは、星谷です。

初めての入院&内科的治療の話をしつつ、食事はどうしてたの?という 栄養補給の点について詳しく書いてみたいと思います。

これは私個人の体験談です。症状の出方には個人差があり、経過も千差万別です。

初めての入院

入院した先はとある総合病院の中にある消化器内科でした。

当時、ちょうど新しく建てたばかりだったので、めちゃくちゃ綺麗!

床はポフポフした絨毯?布?素材だから足音も静かで、大部屋の最大人数が4人という、個人的にはとっても有難い環境でした。

おそらく今は 大部屋が4人なんてのは普通のことだと思うんだけど、古い病院とかは大部屋6人とか普通にあったのよ……。今もそういうとこあるのかな?

ぶっちゃけ、記憶がほとんどない

この病院に居たのは、約10日~2週間くらいかなぁ。

あの状態でどうやって日々着替えをしていたのか、水を飲んでいたのかどうか、家族がどんな感じで来てくれていたのか……。

その病院での出来事は、自分でも不思議なくらいスコーン!と抜けてます。

なんかもう、ほぼ昏睡状態みたいに寝たきりでしたしね……。

母が入院の手続きをしてくれている間、放心状態で車イスに乗って待っていたのは覚えていて、

もうその次に残っている記憶が、ベッドに寝ている自分を心配そうに覗き込む家族たちの姿という。

心配性の母が色々と話しかけてくれるんだけど、私は喋るとお腹がひどく痛むから、全然声が出せなくて。

繰り返し言わないと全っ然 聞きとってくれないもんだから、あまりの伝わらなさにいい加減キレたのは何故か無駄に覚えてる (笑)

姉に通訳してもらったなぁ。

禁食生活も同時にスタート

食事ができないので、必然的に禁食となりました。

そこで皆さんが疑問に思うのが、「栄養の摂取はどうしているの?」というところですよね。生きるための栄養素は摂らなくてはなりません。

私の場合:中心静脈カテーテルから高カロリー輸液を入れて補給

高カロリー輸液 (ゆえき) という、人間が生きる為に必要な栄養素がいろいろと入っている液体があります。点滴で投与するのでパックに入ってます。

点滴というと、まず腕の血管から入れるのを想像すると思うのですが、この高カロリー輸液……液が濃ゆいんです。

高濃度の成分が入った液体が ギュワッと血管を流れていくのを想像してみてください。濃ゆいのが ギュワッですよ (大事なことなのでry)

語感だけでうわぁ……ってなりますね。

よくある腕からの点滴は長期的な投与に向いていない

短期的に投与する場合には普通に腕などの末梢静脈から入れます。

……が、末梢静脈って長期的に投与する場合にはあまり適していないんです。中には静脈炎になってしまうようなケースもあるようです。

それもこれも、輸液が濃ゆくて血管に負担がかかりやすいからなんですね。

血管に痛みを感じたり、点滴漏れしやすかったりということがあります。血管が細い方は特に圧を感じやすいんじゃないかな。

私はまさに上記のようなタイプ。輸液を流している時には血管痛があって、ギュイン ギュイン通っているのが分かります (笑)

感染症のリスクから考えても ずっと同じ所にさし続けているのはあまりよろしくないみたいで、そうなると長期的に投与する人は 何日かおきに違う場所にさし直さなきゃいけないって事になりますよね…。

もし液漏れしたら、それもさし直しになるし…そのうち点滴できる場所がなくなっちまうわ!!って問題があるわけです。

長期的な投与に向いているのが 中心静脈カテーテル

はい!そんな時のためにあるのが「中心静脈カテーテル」。

すごく分かりやすく言うと、じゃぁもっと太い血管から入れればいいんじゃね?ってやつですね。

カテーテルとは、体内に挿入する管のこと。

中心静脈 (太い血管) にカテーテルを挿入することによって、何度もさし直さなくてもよくなり、また血管が太い分、輸液の濃度にも耐えることができます。液漏れもしにくいです。

具体的な挿入場所は、首、鎖骨下、太ももの付け根の所など。

ちなみに、私は首からいれてました。

CVカテーテルの記事のアイキャッチ画像
中心静脈カテーテルを入れた時の話と恐怖心の話【UC体験記】 ≪ 前 | 体験記もくじ | 次 ≫ 中心静脈 (CV) カテーテルの挿入――。 これは簡単にいうと、栄養や薬...

栄養の補給の仕方はいろいろ

消化管が機能している場合には、鼻から細いチューブを入れる経鼻 (けいび)、胃や腸に孔をあけてそこに細いチューブをさす胃瘻 (いろう)、腸瘻 (ちょうろう) 経由で補給する方法などがあります。

クローン病 の方の中には、経口で栄養が摂取しづらくなった時に、経鼻で栄養を補給しているという方もいらっしゃることでしょう。

IBD の炎症によって消化管の機能が著しく低下している場合には、栄養をおくっても腸が上手く吸収してくれないので、静脈経由で補給することになります。

個人的にずっと抱いていた用語に対する素朴な疑問

呼び方なんぞどーでもいいわ!って方はすっ飛ばしてね!

CV (CVC) と IVH の違いって何よ?

私は、治療中によく IVH って聞いていたので、長いこと「この首から挿入したアレは IVH っていうやつなんだー」と思っていました。

厳密にいうと IVH ( Intravenous Hyperalimentation ) は、中心静脈から高カロリー輸液で栄養を補給すること自体を指すらしいんですね。

で、挿入している管のアレのことは CVC ( Central Venous Catheter ) もしくは CVカテーテルというらしい。

いれるモノが 「薬を入れる」 なのか 「管をいれる」 なのかの違いなので、どっちでも意味は伝わるって事なんでしょうけど、なるほどな!とすごくスッキリしました。

IVH と TPN の違いも分からん!

IVH について調べていた時に 更なる疑問がわいちゃったのでこちらについても。

専門的なものにありがちだけど、分からないから気になって調べたのに、その解説のなかにも更なる知らない専門用語でてくることあるよね。あれまじで何なのw

あ、話もどしますね。

高カロリー輸液のことを TPN というらしいことを知りまして。「は? IVH っていうんじゃないの?」と思いますよね。

どうやら、IVH で通じるのは日本国内だけのようです。国際的には TPN ( Total Parenteral Nutrition ) が一般的な模様。

ちなみに、上のほうで言ってた 末梢静脈からの栄養補給は PPN ( peripheral parenteral nutrition ) って言うらしいよ!

 次回はカテーテルをいれた時のお話

中心静脈にカテーテルを挿入するには、処置室で医師に挿入してもらう必要があります。

これがまた中々ね~;

というわけで、次はその処置をしてもらった時のことを書きたいと思います。

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