こんにちは、星谷です。
前回 は緊急で大腸の内視鏡検査をした所までお話しました。いよいよ診断確定の時がきます。
もらった1枚の内視鏡写真
内視鏡検査が終わってぐったりとベッドに横たわっていると、シャッとカーテンが開いた。
検査をしてくれた院長先生が内視鏡で撮影した写真を持ってきてくれ、そして話をしてくれたのでした。
潰瘍性大腸炎という病気であること。
このあと総合病院に入院する運びになったこと。
カーテン越しの先生と母親の会話で「ああ、察し」となったし、散々ネット上で病名を見ていたこともあってか、特に驚きはしませんでした。
けど正直、実感が全くわかなくて。
だからこそ変に冷静でいられたんでしょうね。(思考回路がショートしていただけともいう)
「この赤くなっているのが炎症だよ、こうなっている所が潰瘍だよ」
と教えてもらいながらみた写真の腸の壁は、いかにも炎症してます!って感じの分かりやすい見た目をしてました。
本当はその写真を載せられれば良いんですけどね。 “続きを読む” とかのワンクッション入れて、そういうの見ても大丈夫な人向けに。
でも、その肝心の写真を何年か前に紛失しちゃったのよね;
追記 まさかのまさかで、当時の写真が見つかりました!笑
あ。それと、母に聞いたけどやっぱり前処置 何も無しだったよ…((震))
急患だし悠長なことも言ってられないから、鎮静剤なしで見られる範囲で見る!って感じだったんでしょう。先生もそんな炎症があるなんて思ってなかったわけだしね。多分。
直腸の辺りを見たんだろうと思うんだけど…。
追記 写真が見つかったことにより、直腸だけでなく下行結腸あたりまで見ていたであろう事が判明しました (^^;
あと、とにかく内視鏡検査中の叫び声がすごかったらしい (苦笑)
はぁ~、まじで聞かれたくなかったw
おそろしく長く感じられた検査時間も 実際にはごく短い時間で。時間というのはつくづく不思議なものだなぁ、と思います。
診断後はそのまま総合病院へ
総合病院へは、母に車で乗せて行ってもらいました。車の揺れがまた地味にしんどくてね…。
今思うと、よくまぁ駐車場から病院の玄関まで自力で歩いていったなと思う。
ほんの数十メートルの距離でしたが、
肩をかしてもらったり、途中 木の植え込みを囲ってるレンガ?みたいな段差に腰かけて休憩を挟んだりしながら、よたよたと歩いて何とか辿り着きました。
ただ、それでもうホントに力尽きた(笑)
院内に入った後はすぐに車イスに乗せてもらったんだけど、「もうピクリとも動けない…動きたくない……」って感じでした。
「お母さん 入院の手続きとかしてるのかな……」とボーッとした頭で考えたのは覚えてるんだけど、そこから後の記憶は本当におぼろ気です。
異変から診断までの間、約1か月ちょいくらい?
下痢をするようになって、回数が増えていき、内科でグダったので4月いっぱい かかったと思う。4月後半には下血してたかな。
診断されたのが5月入って間もなくのことです。
最終的に下痢の回数が1日20回、30回とかで外出できないレベルだったので、春休みが終わってからも学校に行ける状態ではなかったんですよね……。
注※ 発症時のパターンは様々です。潰瘍性大腸炎と一口に言っても色々違う
毎度 冒頭にちょろっと注意書きは載せてるんですが、
同じ病気にかかっても、まじで病気になった時の経過や、病気に気づくまでの流れはホント人によって違うってことを改めて言わせてね。
私の体験記を読んで、もし「潰瘍性大腸炎=発症したら短期間でドカッと悪くなるやつ」みたいに勘違いされている人がいたら、お気をつけあそばせ!
私みたいなケースはどちらかといえば少数派だと思うので……。
というか、発症してすぐに手術に至った人の体験談って少ないから、こんなのもいますよ~って感じで書いております。
すべての患者が重症化するわけじゃないんです。軽症の人、中等症の人、それらをいったり来たりする人……症状の出方も様々です。
必ずしも分かりやすい症状が出るとは限らず、なんだかよく分からない不調に悩まされる人もいるわけで。
お前が原因だったのかー!と数カ月~数年経ってやっと判明、診断がつくって場合もあります。
炎症を抑えるのに有用な薬や治療法も年々でてきているので、内科的治療だけで過ごせている人の方がかなり多いんじゃないかな。
「そんなこと言われなくても分かっとるわい!」
とおっしゃる方もいると思うけど、ごめんね一応ね!しつこい位に言わせてもらった!
言わなくても分かるだろと思って勘違いされたままな時の悲しさったらないもの。
次回から入院した時の話を書いていくよ
次回は病院でのお話になります。
ここで言ってしまうのもなんだけど、一番はじめに入院していた病院での記憶って、ほとんど残ってないんですよね;
ずっと意識が朦朧としていたので…。
そのため、時系列順に起こったことを書いていくというより、印象に残っているエピソードを思い出したものから書いていく感じになると思います。
あらかじめご了承くださいね。