こんにちは、星谷です。
ふわっとした内科医に見切りをつけ、胃腸科に行くことを決めてからは、まさに怒涛のような日々で。
あれよあれよと言う間に診断がつき、そのまま緊急入院と展開がはやかったなぁ…って思います。
ようやく行けた胃腸科、混雑でめっちゃ待つ
私が行った胃腸科クリニックは、地元で内視鏡検査するならココ!みたいな所だったので、予約者だけでかなり混雑していました。
案の定しばらく待つことになって、座っている体勢がしんどいもんだから 余計に時間が長く感じてね……。気を紛らわすのに大変でした。笑
初診時は基本的に予約して行くのがオススメ
中には予約がそもそもない診療所とかもあるとは思うんだけど、予約できる所なんだったら しておくの方がベターかなと思います。
予約者が優先になるから、めっちゃ待つしね。経験のある方も多いはず。
当日行く場合には、行く前に電話いれておくと尚よし
緊急時って、大体「もう当日にすぐに受診したい!」ってなると思うんだけど、そういう時は事前に 今から行ってもよいか、すぐ診てくれそうか 等を電話で聞いてから行く方が後がスムーズです。
せっかく足を運んだのに、診てもらえなかったんじゃ悲しいですし、「さっき電話した――」って入れば受付時の理解も早いでしょうしね。
急ぎである時は急ぎである理由を伝える
あ。あと実は地味に重要なのが、緊急時には緊急だって事をちゃんと伝えることです。
「待ち合い室で待てるくらいの体調なんだ」と思われて、普通に待つことになり、
後で「よく今まで耐えてましたね!もっと早く言ってくれたらよかったのに」とか言われて「ええ……」ってなることも、まじであるからね。
めっちゃ待ったのに診察がものの数分で終わる
話は胃腸科クリニックに戻りまして。
うーん、どれくらい待ってたんだろうか……。
やっと名前よばれたー!と思って受けた診察が、「内視鏡で見てみない事には…」ってことで胃と大腸の内視鏡検査の予約(数日後)を入れるだけで終了したのには、さすがに言葉も出なかったですね……。
それから、診察の終わりに「このあと耳鼻科に行ってきてください」と言われました。
この頃、なぜか耳がずっと痛かったんですよね。
医師はその話を聞いて、中耳炎などが原因で発熱している可能性もあると考えたらしい。
(どう考えてもお腹の炎症の影響じゃろがい!と思ったよね by 現在のわたし)
耳鼻科にも行く羽目に
耳鼻科もインフルエンザのシーズン?だったのか何なのか、ワクチン接種の人たちでめちゃ混みで これまたすんごい待ちました。
で、待った挙句の結果が「耳が痛いから熱が出たのではなく、高熱が出ていたから耳に痛みが出たのだろう」というもの。
でしょうね!!
と心の底で叫んだけど、もうそんな感情を表に出す気力もなかった……。それもこれも、40度を超える熱が続いていたせいだ……。
耳鼻科の医師も「炎症から発熱している可能性があるので、やはり胃腸科で詳しく検査してもらうのがよいでしょう」と。
でしょうね!!!!
耳の痛みの原因が分かったのは良かったけど、結局体はしんどいまま。
むしろ、1日で胃腸科と耳鼻科にかかったので体力の消耗が半端じゃなく、家に帰った頃には完全に消し炭と化してました。
とてつもなく永い夜
胃腸科クリニックからは、「検査日までの間、処方された薬を飲んでください。もしそれでも熱が引かなければ、また連絡してください」との指示を受けていました。
2日と持ちませんでしたw
クリニックに緊急でかかる前夜のことは、幾年経った今でも地獄だったということだけは鮮明に記憶しております……(遠い目)
自室がある2階へ行くのに、もう階段を上がる気力も体力も残っておらず。1階の居間に布団を敷いて、母も夜通し付き添ってくれました。ありがたや……。
激痛エンドレスナイト
高熱とお腹の激痛から体をじっとしている事ができず、ずーっと布団に寝転がったり上体を起こしたりを繰り返していました。
そこに断続的にやってくる便意がまた鬼で、本来ちょちょいと歩いたらすぐに着くはずの1階トイレにも、這うように行ってました。
少しでも飲食しようもんなら(というか していなくても)猛烈な腹痛に襲われます。もはや1滴の水分を摂るのも恐怖。
ああ、こりゃあもうダメだ。
そう完全に感じ取ったのは、その晩 飲んだ薬をすぐに戻してしまった時のこと。
「アンタ随分前から数々の不調感じてたよね!?」というツッコミが聞こえてきそうですが、この時には本当に「来るとこまで来ちまったな感」がありました。
けど、今思えば誰が一番つらいかっていったら、マイ大腸さんだったんだよね。激しい痛みも、しぶり腹も、大腸が感じているつらさの現れだったんだよなぁ。
翌朝すぐに病院へ
結局一睡もできないまま、地獄の一夜が明け…。
朝日を浴びながら、私は折り畳み式のイスに寄りかかって放心してました。
ゼリー飲料を飲む気力もなく、スポーツドリンクをほんの少しだけ口に含みながら、
「あー、そうだ……病院に行ったら、しばらく味付きのもの飲めなくなるのかなぁ。ていうか、次はいつ家に帰ってこられるんだろう……」
なんて、家に居るのにもうホームシックになっていたのを覚えています。
そうなんです。もうね、食事なんてとても出来たもんじゃなくて、ゼリー飲料と水分しか摂れなくなってたんです。
「飲食しなくても済むのならそうしたい、もう何も口にしたくない」とすら思っていました。
悲しいかな、大好きな食べ物たちは最早「口にしたら最後、大腸を傷める凶器でしかない」という認識になっていましたから……。
拷問?いいえ、検査です
クリニックに着くと、緊急で大腸の内視鏡検査が行われました。
しかし、ただでさえ混んでいるそのクリニック。検査室の空きがなかったのか、診察室横の簡易な処置室みたいな場所でやる羽目にw
意識が朦朧としていたので定かではないけど、確かストレッチャーに乗せられていたような…? そんな感じで出来るのね、内視鏡検査って……。
検査は、「えっ。眠くなる薬とか 痛み止めみたいな前処置ありました?」ってくらいの激痛でした(白目)
あれ、まじで鎮静剤とか何も無しでやったのかな……。
荒れまくってる腸管に内視鏡の管がゴリゴリと当たる痛みは相当なもの。それに加えて、内視鏡の先端から送られてくる空気な……!
検査をされた経験のある方はお分かりかと思いますが、腸管を見やすくするために空気を入れるので、お腹が張るんですよ。
空気の圧で腸が引き延ばされるように痛んで、なりふり構わず絶叫してました。
朧げな意識の中、「痛い」と叫ぶ私の声と、暴れる体を数人がかりで抑えつける看護師さんたちの励まし(?)の声が、ぼんやりと遠くの方で響いていた(小説風味)
実際には、その絶叫がすぐ近くの待合室にまで響き渡っていたらしいです。(母談)
…………。
ふんぎゃあああ!恥ずかしいいいい!!
検査が終わった後のことは、ぐったりとしていたので全く記憶がなく、気づいたらベッドの上にいました。
内視鏡検査は院長先生がしてくれたらしく、カーテン越しに母と話す声が聞こえてきます。
会話の感じから、「あー、やっぱりやばい方のやつか…」と、すぐに分かりました。