これは星谷個人のケースです(レア寄り)。UCの症状の重さや出方には個人差があり、その経過も千差万別です。
心配な時ってとりあえず検索しちゃうよね
実は、潰瘍性大腸炎 というワードには、わりと早い段階で出会っていました。
下痢の回数が増えてきた頃、さすがに不安になって日々気になるワードで調べまくっていたんです。
「下痢 腹痛」とか「下痢 体重減る」とか思いつくもの手あたり次第。
2009年当時は まだガラケーの時代だったけど、すごく必死でした (笑)
で、色んなワードで検索をかけてる内に、大体のページに登場するなぁという病名が3つほど浮上。
- 過敏性腸症候群
- 潰瘍性大腸炎
- クローン病
ほうほう、「過敏性腸症候群」に?「潰瘍性大腸炎」……と、あとは「クローン病」か~。
うわぁ、すごい!内2つは難病じゃーん!
えっ……。どういうこと!?
検索結果にかなりビビりちらかしてましたが、しかしこれまで大した病気にかかった事のなかった私は、何の根拠もなしにこう思っていました。
「まぁでも、私が難病になるはずがないか」と……。
だって、この3択の中で確率たかそうなやつっていえば、「過敏性腸症候群」て思うじゃん?
ていうか、そうだと思いたいじゃん!?(迫真)
思い込みっておそろしい
「難病?……ああ~、うん。なんかテレビとかでやってるよね~」
と、どこか他人事として捉えてしまうような馴染みのない響き。
それは家族も同じ感覚でいたと思います。
私がお腹を抱えている姿も、周囲には「一時的なものだろう」と、さほど深刻なようには映っていなかったでしょうから。
それも、無理もない話です。
そうこうしている内に検査結果がでた
話はクリニックにもどりまして。
急激なスピードで体調が悪化していく中、検査結果を聞きに再び受診したわけですが……。
「はい……?」ってなりました。まじで。
もう、この時の絶望感といったら。
要は、特にウイルスらしきものは見つからなかったんですね。
けっこうな高熱も出ていて、病院に出向くのにもフガフガしながら行ったのに、結果が陰性(=問題ない)って……そんなわけあるかーい!!
「ああ、このまま此処に通っていたんじゃダメになる……」とようやくここで悟りました(遅い)
専門の胃腸科に受診したい思いが強くなるが…
しかし、悟ってから実際に胃腸科にかかるまで、それから更に1~2週間ほどかかりました。
ハァ?って思ったでしょ?私もそう思います(白目)
ただ、これには事情がありまして……。
今は亡き祖父が、当時 旅先でぶっ倒れてなんとドクターヘリで運ばれるという緊急事態が勃発した最中だったんですよね。
今思えばホントになんというタイミング……。
祖父は言ってしまえば、家の色々な主導権を握っている「家族のドン」だったので、そりゃもう一大事だったわけです。
友人に散歩してくるといって宿を出たあと、脳出血で倒れたらしい……。
幸い連休の時で人通りも多く、すぐに発見されたので一命はとりとめましたが (もう本当に奇跡)、高次脳機能障害が残ってしまいました。
たしか手術はなかったけど、数週間は入院してたかな。
祖父の入院先が自宅から離れた場所だったので 親はすごくバタバタしていたし、とても「すぐに胃腸科行ってほしい」なんて言える空気ではなかったのです。
とはいえ自分の症状も治まってはくれないわけで…
このバタバタ期間中、私はというと排便時に鮮血がみられるようになっていました。
さすがに血が出だすと焦りますね。
祖父の件が落ち着きをみせた頃、ようやっと「連れて行ってほしい」と母に言うことが出来、念願(?)の胃腸科に行くことになったのでした。