こんにちは、星谷です。
この記事では、入院した際にほとんどの方がお世話になるであろう、点滴棒さんにスポットを当ててみたいと思います。
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点滴棒の役割とは?
点滴をする時には、薬剤の袋やビンがあるので、それをぶら下げておくものが必要になりますよね。
そこで点滴棒さんの登場です!これで常時点滴をしながらの歩行が可能になるわけですね。
入院時に欠かせない相棒…それが点滴棒
見出しはちょっと言ってみたかっただけです。反省はしている。
点滴する主がベッドにいる時にはその脇にたたずみ、どこかへ行く時には その先がたとえトイレでも行動を共にする――。
その様は まさしくパートナー、相棒といってもいいくらいだと思うのよ。
もうまじで、24時間 四六時中いっしょって言っても差し支えないとこあるしね。状況によっては。
けど正直、慣れるまではけっこう扱いが面倒だよ!頼もしいけどね!
点滴棒あるある:いろんな所にぶつける
特にあれよ、古いのとか車輪の動きが悪いのに当たると、ま~コントロールが悪くて色んなとこにぶつけやすいんだこれが。
スーパーのカートとかにも時々あるよね、変な方向に行っちゃうやつ。
スライド式のドアなら良いんだけど、
前後に開く系のドアなんかは 開けにくかったり点滴棒を出し入れしづらかったりして、ガコンガコンぶつけちゃうんだよね。
腕から点滴してる時だと、いれてる方の腕はあんまり力めないし…。
(挿入場所にもよるけど、あんまり動かしすぎると血管から外れて液漏れする事がある。
漏れると腫れて痛いし、刺し直しになるので実は面倒)
点滴の管の長さが短い時なんかは特に、
患者が身動きをとれないので (突っ張って抜けたらこわい) 長めの物を使用していることが多いのですが、
これまた慣れるまで扱いにくいんですよね。
薬剤を複数投与してる時とか、管がごちゃっとする (笑)
頼もしいなと感じる時
ブーブー文句をたれたけど、点滴棒から「もっと良い所を紹介しろや!」というオーラを感じなくもないので、頼もしい部分も挙げてみる。
杖の役割も担ってくれる
まず、個人的にすごくポイント高いのが、体を支える杖のかわりになってくれるということ。
入院生活が続くと どうしても筋力落ちて足腰弱るし、外科なんかだと術後すぐに歩かされるので、そんな時めちゃくちゃ頼もしい。
それにほら、痛みがある時や体の調子が悪い時、人って前かがみ気味になるじゃない?
ただでさえフラつきやすくて危ないし。
壁のてすりだけじゃ転びそうで心もとない時とか、居てくれる心強さがありますね。
めちゃくちゃ色んなものを持ってくれる
一番上のイラストにもちらっと描いてあるのですが、
薬剤の袋やビンをぶら下げること以外にも、点滴棒は様々なものを持ちながら一緒に歩いてくれます。
たとえば下方のフックに尿の管のバッグを引っ掛ければ、尿管が入ったままでも歩行が可能になりますし、
下の画像のように、棒自体にも医療機器を取り付ける事ができるんですよ。
photo by 写真AC のフリー写真に私が書き込んだやつ
薬剤によっては、点滴を落とす速度がきっちりじゃないとダメなやつとかもあったりして、
そういった速度なんかを一定に管理してくれる機械やらが色々とあるんです。
中にはこんなぶら下げ利用法も
あと、売店行く余裕のある人なんかだと、買ったものを取っ手の所に引っ掛けられるという利点も ある(笑)
私はケ●ベアのマスコットを引っ掛けてぶら下げてたなぁ。つらい時とかそれを見てやり過ごしてました。
改めて存在の偉大さを実感
こうして書いていて改めて感じるけど、
そもそも点滴棒なしじゃ移動しながらの点滴もできないわけだし、もしかしなくてもお世話になりまくってるな私。
頭が上がらないわ……。
点滴棒さんに心からの感謝を……。
あれだけ色んなもの持つから、擬人化したら たぶん腕がめっちゃムキムキな人だと思うんだよな~。